第3土曜日にお会いしましょう

まるみず組の主軸となるレッスンは、製本基礎コース。
私もここで一年間、基礎をみっちり勉強しました。
この基礎コースの次期募集がスタートしました。
カリキュラム内容は、まるみず組サイトに詳しく掲載されています。→
こちら

製本基礎コースには、同じ内容で、2種類の通学パターンがあります。
私が受講したのは、決まった曜日・時間に一年間、毎週通うコース(全48レッスン)。
リズムが掴みやすいので、毎週通える人にはおススメです。
でも、まるみず組の生徒さんの中には、九州や北海道から通っている人もいますし、
そうなると毎週…ってなかなか難しいですよね。
また、「勉強はしたいけど、仕事やお家のことが忙しいし、毎週はちょっと大変そう」
という方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、月に一度通うコースもあります。
月に一度、決まった曜日にまとめて、午前・午後一日2レッスン。
これを2年間で毎週コースの人と同じ48レッスンをこなします。
レッスンの日は丸一日空けておかなくてはなりませんが、まとめてレッスンできるので、
遠方の方や
お忙しい方にとっては、都合がつけやすいと思います。

2017年4月~スタートする19期生で、私もこの月イチコースを担当することになりました。
毎月第3土曜日、9:30~お昼を挟んで~16:30までです。

「2年間」と聞くとものすごく長い感じがすると思うのですが…あっという間です(笑)
カリキュラムは、全くはじめてさんでも入りやすいところから始まりますが、製本道具の
使い方や材料の用意の仕方、糊の作り方、裏打ち布の作り方…等々、ひとりで製本が
できるようになるために必要なことは全て網羅されています。
そして、和綴じ、一折中綴じ、角背上製本…と順を追って進んでいき、最後は丸背の
上製本(しかも憧れの半革装!)とそのケースまで作ります。
コースの最後には、卒業制作があるのですが、毎年皆さんそれぞれ個性豊かな、
本当に自分が作りたいものを頑張って作っています。
手製本なんて全くのはじめて!だった人たちが、48回のレッスンを経て、オリジナルの
本が作れるようになるのです!なんて素敵!

同じ時間に、工房内で上級生がパッセカルトンをしていたり、ちょっと凝った仕様のものを
作っていることもありますし、工房主催の色々なイベントにも参加できます。

写真は、基礎コースで毎回貰っていたテキストプリントを、修了後に自分で製本したもの。
自分で自由に作るようになってからも、基礎の内容は何度も見返すので、まるみず組の
レッスン生たちは皆こうして卒業後に「Myテキスト」を製本しているんですよ。
一度レッスンでしっかり教えて貰った内容だから、市販本よりずっと理解しやすくて、
とっても便利なのです。
私は相当見返しているので、かなりボロくなってますね(笑)

ご一緒に、2年間頑張ってみませんか?
レッスンのたびに、新しい自分が発見できると思います(^-^)
お申込み、お待ちしております♪

 

 

麻の糸

HPを作るとき、最初の課題は「ドメインどうしよう?」でした
このサイトのドメインにある“chanvre”は、仏語で「麻」という意味です。

手製本では、しっかりと綴じるために、麻の糸を使います。
麻は繊維が太く長くて、天然繊維の中で最も強いのです。
何度も開けたり閉じたりする本は、その丈夫な糸でしっかりとかがってあげます。
糸綴じの本が長い年月の使用にも耐えられるのは、麻糸あってのこと。
だから手製本にはなくてはならないものです。

それに自然な光沢があって美しく、なんだか凛としたイメージで素敵に見えて、
手製本に馴染むにつれて私は麻の糸がどんどん大好きになりました。

そしてある日。
自分の名前の中に「麻」も「糸」も入っていることに気づいたのです!
私は勝手に運命的なものを感じて、もしいつか自分の屋号を持つようなことがあったら、
「麻」にまつわるものにしようと決めていました。

私たちの身の回りにある麻素材には、実はいろいろな種類があって、手製本で使う麻は
「苧麻(ちょま)」と言い、葦麻科で、英語や仏語ではramieと言います。
シャツ等に使われる麻は「亜麻(あま)」亜麻科で、英語ではflaxやlinen、仏語ではlin。
ほかにも、カジュアルなお洋服に使うヘンプ(桑科)、ジュート(田麻科)等々…
ひっくるめて麻と呼んでしまっていますが、実は植物の種類が少し違うのですね。

なので、本当は「手製本で使っている麻糸」を表すならramieなのですが…
他にも私自身が麻とのご縁を感じることがいろいろとあったりしたので、
ramieと限定せずにchanvreを使うことにしました。

手製本を始めて良かったことは沢山ありますが、「自分の名前が好きになったこと」も、
そのひとつかもしれません。

ヴォーグ学園の講座

2016年10月から、ヴォーグ学園の東京校と横浜校で「まるみず組のはじめてつくる手製本」を
担当しています。(詳しくはこちらをご覧ください)

東京校は昨日、横浜校は本日、その10月期の4回目の講座でした。
好きな布を裏打ちする…というのが今回のレッスン内容。裏打ちした布を使って、5回目と6回目に
バインダーとハードカバーのノートを作ります。
表紙布から自分好みのものが作れる!という、手製本を始めたら誰もが嬉しくなってしまう内容です。

作業の様子をチラッと…

かなり水を使いますので、はじめての方は少し驚かれることもあります。
でもそのうちに作業が楽しくなってきて……あっという間に2時間半。
2枚の裏打ち布を仕込みました。

乾くまで時間がかかるので、今回はお持ち帰りナシ。
来月、どんな風に仕上がっているかドキドキです。
皆さんそれぞれお気に入りの素敵な布を持参していたので、裏打ち布を使っての制作が楽しみ♪

今回は、前回作ったドイツ装アルバムを持参して貰って「その後の検証」もしました。
レッスン時間内ではどうしても糊が完全には乾かないのですが、プレスが終わって糊が完全に
乾いてはじめて、本が完成します。

そのため、レッスン終了後に自宅で半日くらいプレスする…という宿題(?)があるのです。

持参して頂いたのがこちら。
東京校

横浜校(お休みの方がいらしたので少ないですが…)

写真の撮り方を揃えないといけませんね(^-^;)
皆さんキレイに出来ています!
でも、さらにキレイに仕上げるために、細かいリカバリ方法などをご紹介しました。

前回は、初めて「複数折の本文を糸で綴じる」+「ハードカバーの表紙をつける」しかも
ちょっと珍しいドイツ装…と、やること一杯で大変だったと思いますが、仕上がってみると
それぞれに個性的なアルバムが出来上がり、テンション上がりますね!

ドイツ装は素材の組み合わせで色々なアレンジが広がりますので、知っておくと便利な
製本です。

早速2作目に取り組もうとされている方もいらっしゃいましたよ!

少しずつバリエーションを増やして、一緒に楽しい手製本ライフを送りましょう~♪

ようやく…ページ公開まで

年末から、このHPを公開するために準備をしてきました。

…が!!私はあまりこういう作業が得意ではないので、四苦八苦。
困ってしまって頼ったのは、機織鳥先生。まるみず組のwebマスターです。

私が所属している「手製本工房まるみず組」は、製本が主軸ではあるのですが、
所属している人たちはとても多彩。
手製本のほかに色々な得意分野を持っている人がたくさんいます。
レッスンも、手製本の基礎から学ぶクラスがメインでありながら、単発やシリーズで
様々なプログラムを提供しています。
そんな中、機織鳥先生は「本の中身」を作るDTPクラスを担当していて、私も生徒と
してレッスンを受けたりしています。
(ダントツ落ちこぼれ生徒です…機織鳥先生、ごめんなさい★)

というわけで、落ちこぼれ生徒の意味不明な質問にも優しく応じて頂き、
何とかここまでやってきました…
ようやくこれから、日々の手製本の様子をこちらでお伝えできることになりそうです。

 

あけましておめでとうございます。

年が明けました。
2017年のスタートに合わせて「まいにち手製本」をスタートすることにしました。
日々の作業や手製本にまつわるあれこれを、少しずつアップして行きます。

私が手製本を勉強し始めたばかりの頃、先生に言われた中で一番記憶に残っているのは
「必ず理由がある」という言葉。

本づくりでは、完成してしまえば見えなくなってしまう部分もたくさんあるのですが、
ひとつとして無駄な工程はなく、ちょっとした作業にもそれぞれ意味があります。

だから、失敗してしまった時、そしてきれいに仕上がった時も、どうしてこうなったのかな?
と考えて、次の制作に活かす。

前に成功したことでも素材が変わると上手くいかないこともありますが、そのたびに理由を
考えて、自分の引き出しを増やしていきます。

そうして、少しずつ少しずつ、上手に扱える素材の幅が広がり、きれいに出来る回数も多く
なって行くのです。

まぐれのラッキーもないし、一足飛びに上達することもありませんが、きっと丁寧に
取り組んだ時間のすべてが出来上がった本の佇まいに表れるのだろうと思います。

作業の写真はInstagramでも投稿して行きます。
派手な作業よりも地味な作業の方が多いですが、すべてが愛すべきプロセスです。

2017年も、丁寧にコツコツと少しずつ、まいにち手製本していきたいと思います。